【徹底解説】初心者必見!ノートパソコン選び3つのポイントとは
「ノートパソコンを買いたいけれど、何を基準に選べばいいの?」
「とりあえず一番安いのを買っても大丈夫?」
パソコンに詳しくないと、選ぶ基準に困ってしまいますよね。
今回、ごらく総合商社IT部がご紹介するのは、初心者も覚えておきたいノートパソコン選びのポイントです。
ノートパソコンの仕様を眺めると、とても多くの情報が載っています。どれも大事な情報ですが、特に着目したいのはCPU、メモリ、ハードディスクの3つです。
それぞれ、どのようなもので何を基準に選べば良いのかを見ていきましょう。
1 CPU
ノートパソコンを使用する用途から見てCPUの能力が低いと、動作が遅くなったり止まったりしてしまいます。ただ、使用用途より能力が高すぎても無駄になってしまいます。ちょうどいい能力のものを選ぶことがポイントです。
なお、全体に言えることですが、動画を編集・閲覧するなら能力が高めのものを、しないなら標準的なものを選ぶと良いでしょう。
(1)CPUとは
CPUとは、中央処理装置とも言われ、パソコンが動くために必要な命令を処理し、実行するための装置です。人間に例えると脳にあたります。同じ価格のノートパソコンでも、この良し悪しに差があるため、以下の基準を参考に確認しましょう。
(2)CPUを選ぶ基準
CPUを選ぶ基準は、①世代が新しいものを選ぶこと、②Pass Markベンチスコアが高いものを選ぶことの2つです。
「①世代が新しいものを選ぶこと」とは
インテル社製のCPU(Core i7など)を例に取ると世代の見方と選び方は、次のとおりです。
【Core i○-△△□□】※○、△、□には数字が入ります
○:種類。3~9まである。ノートパソコンでは5以上を選ぶと無難。
△△:世代。2021年7月17日現在、第11世代まである。
第8世代以降を選ぶと無難。
□□:その世代の中での識別番号。複雑なため今回はスルー。
動画の編集や閲覧をするなら、○は7以上が無難です。ちなみに動画はノータッチな、ごらく総合商社IT部のノートパソコンはCore i5-11300Hですが、いつでも気持ち良いほどサクサク動きます!
「②Pass Markベンチスコアが高いものを選ぶこと」とは
ベンチスコアの見方は簡単!インターネットで「気になるCPU名 ベンチスコア」で検索し任意のサイトを開いてみてください。すると、数千~数万の数字が見られます。これが、ベンチスコアです。大体の基準の目安は以下のとおりになります。
5000後半以上:動画編集をしないなら快適
8000以上:動画編集しても快適
12000以上:多くのソフトを同時に開いて処理しても余裕!
個人的には、今後長く快適に使うことを考えると8000前後が安心かと思いますが用途や、お財布などと相談!ですね。
2 メモリ
せっかくCPUの能力が高くても、メモリが不足すると能力を最大限発揮できなくなってしまいます。もったいない!その逆もまた然りで、メモリだけ大きくてもCPUが並みだと、パフォーマンスも伸び悩みます。バランス第一です。
(1)メモリとは
メモリとは、CPUが命令を実行する過程で使うデータを一時的に保存するための場所です。作業道具を置いておく作業台をイメージするとわかりやすいかもしれません。作業台が狭いと道具を一度に多く置けないため、さばける人なのに作業がはかどらない…というのがメモリ不足のイメージです。
(2)メモリを選ぶ基準
メモリは8GB以上が無難です。動画編集などを日常的に行いたい場合は16GBあると安心でしょう。ただし、あくまでもCPUとのバランスが大事であることには注意してください。既製品で小さいメモリしか組まれていない場合に、単純にメモリを増設すれば快適かと言うと、一概にそうとも言い切れません。CPUのスペックやお店の人の意見などを参考に検討してください。
3 ハードディスク
CPUとメモリはパソコンの動作のスピードや快適さに関するものでしたが、ハードディスクは保存できるデータ量にも関係します。画像や写真、音楽などをどのくらいパソコン本体に保存したいのかを基準に選びましょう。
(1)ハードディスクとは
ハードディスクとは、長期的にデータを保存できる大容量記憶装置です。ソフトウェアやOS、画像や動画、作成した文書なども保存されます。
種類はHDDとSSDの2種類です。HDDは安価で大容量を実現できる一方、読み込みが遅く動作時の音や振動があります。SSDは読み込みが非常に早く、動作音も静かで故障のリスクも低いですが、容量単価が高いことが特徴です。
(2)ハードディスクを選ぶ基準
種類はSSDを選びましょう。HDD単体では読み込みが遅いせいでパソコン自体のパフォーマンスが下がってしまいます。ただし、パソコンの種類によってSSDとHDDの2種類を併用しているものもあり、これは選択肢の1つになるでしょう。記憶容量がたくさん必要だけれど価格は押さえたい場合におすすめです。
容量は、保存するデータの種類や質、数によるので一概には言えません。おおよその目安としては文書ファイル中心なら256GBでもおおむね十分で、写真も保存したいなら512GB以上、動画も保存するなら1TBにしておくと安心です。インターネット上で検索するとハードディスク容量の目安がわかりますので、主な用途を踏まえて大体の見込みをつけておくと良いでしょう。
本日のまとめ
ノートパソコンを選ぶとき着目したいポイントはCPU、メモリ、ハードディスクの3つです。コスパを良くするためには、それぞれ、自分の主な用途を踏まえて適切なものを選びましょう。1つの基準として動画の編集や閲覧、保存を多くするなら比較的性能の良いものを選ぶと安心です。